甘皮、ささくれの処理をする
甘皮の処理をきっちりと行うとジェルネイルのもちがよくなります。甘皮の下の角質(ルーススキン、スールキューティクルとも呼ばれる)もしっかりと取り除くことで、ジェルネイルのリフト(浮いてくること)が防げます。
甘皮のお手入れは爪のサイドまできっちりと行いましょう。
また、甘皮がすごく伸びてしまう人は、ネイルニッパーをつかってカットしてもいいとおもいます。
甘皮を押し上げる処理

まずは、セラミックプッシャー(メーカーによって名前が違います。ルビーストーンなどとも呼ばれます)。またステンレスのメタルプッシャーも甘皮を押し下げるために使います。
セラミックプッシャーは甘皮用のやすりです。
爪の根元の甘皮をセラミックプッシャーを使って押し上げます。力を入れすぎず、少しずつ丁寧に押し上げていきましょう。
爪のサイド、きわにも甘皮が伸びている人もいますので、爪のサイドまで甘皮がないか確認します。
甘皮が押し上げられたら、今度は甘皮の下にあるルースキューティクルという薄い甘皮の膜のようなものを取り除きます。ルースキューティクルはセラミックプッシャーをクルクルと小さく円を書くように動かして削り取ります。
ルースキューティクルが残っているとジェルが浮いてしまう原因になります。
甘皮をキューティクルネイルニッパーでカットする

爪の甘皮は押し上げても皮が残ってしまうことがあります。甘皮はすごく伸びる人もいますし、甘皮自体がほとんどない人もいます。
私の場合、甘皮は1~1.5mm位は伸びてしまうのでセラミックプッシャーだけでのお手入れでは右の写真のように甘皮が浮いて残ってしまいます。
そのため、キューティクルネイルニッパーを使って甘皮をカットしています。
甘皮のカットは間違って切りすぎてしまうと皮膚までカットしてしまい血が出てしまうこともあるので、かなり慎重に使ってほしいです。
甘皮があまり気にならなければ、丁寧に甘皮を押し上げてニッパーは使わなくてもいいと思います。
また安くて質の低いネイルニッパーだとなかなかスッパリと甘皮が切れず、はさんだまま引っ張ってしまいささくれ状態になってしまったり、薄い甘皮を上手くはさめなかったりします。
キューティクルネイルニッパーは、美容師さんのはさみとおなじく、プロネイリストさんにとっても仕事道具なのでプロネイリストやしっかりしたネイルサロンでは1万円以上する高品質なキューティクルネイルニッパーを使っています。
そこまで高いものを買う必要はありませんが、2,000円〜3,000円程度の職人さんがつくったものを選ぶといいと思います。
キューティクルニッパーの使い方

キューティクルニッパーはセラミックプッシャーで押し上げた甘皮やささくれのカットに使います。
押し上げた甘皮と爪の間の隙間にキューティクルニッパーの刃を片側差込、深さを確認しながらゆっくりとカットしていきましょう。
あまり刃を深く入れすぎると皮膚まで切ってしまいますので、注意しましょう。
慣れてくると端から一気にカットすることができるようになり、甘皮が細いカーブを描いて繋がった状態で切れるようになります。
爪のサイドのささくれもキューティクルニッパーなら根元までカットできますので、ささくれができたらキューティクルニッパーでカットするようにしましょう。